携帯電話で電車の改札を通っていくサラリーマンとchuuu

昨日の夜にベルリンに帰って来た。
日本でも思ったが日本には面白いものがいっぱいあった。
それはコンビニの多さやそこにあるペットボトルのお茶の種類や
ビールに似せて作る必要の無い「その他の雑酒」と呼ばれるアルコール飲料や
ドンキホーテというあらゆる商品のジャングルやメイドさんの事ではなく。
神社や寺、京都や鎌倉の空気感や電車、銭湯、こたつ、畳、木造の家
といったいわゆる日本的なものの事である。
再認識というよりもっと新鮮でかなりセンスが良い。
瓦の端に一個一個菊の御紋があるなんてニクい。
鳥居の朱色なんかも渋すぎて感心する。
銭湯に富士山が描いてあるなんて素晴らしすぎて笑ける。
畳の配置の仕方なんか誰が考えたんか調べたい。
それらが日本博物館とかにあるんじゃなくて実際に今そこら中普通にあるのが良い。


前にライブペインティングパフォーマンス(2006年節分の)で
つぼに入れた赤い液体とイワシを混ぜて体に塗りたくったけど
どうやら相当インチキ臭く感じられる。
あの時の赤は日本の朱ではなかったし日本人としての自我が今より薄かったと思う。


日本滞在期間中にWBCがあったのも相乗して気持ちを奮い立たせた。
なんせ韓国に2敗もしたのだから本当に情けない、、
と思いきや蘇った日本代表は韓国を破りついには優勝した。
僕はほとんどイチローの気持ちがわかる。
今後30年は手が出せないと思わせたいって言う気迫も負けた屈辱もかなりわかる。
優勝の喜びだけは本人じゃないのでわからないけど、
日本人として世界の歴史に日本を刻み付けた所はグラウンドは違うが本当によくやったと共感できる。


で、東京の石原都知事や日本の小泉さんももっと考えてセンスのいい日本を作って
それを世界に出せばいいのに、なんか不思議な国ニッポンになってきてるなと感じた。